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自殺の実態と方向性

2022年08月26日

自殺の実態と方向性

 

職場編~

 

在職者死亡の実態については、どの企業も社外は勿論、

社内にも公表していない。

 

自殺者数も不明である。

 

専属産業医の任意団体である「サンユー会」(会員数約700人)が

行っていた「QQプロジェクト」

「在職死亡者の死因に関する調査・分析」の報告(内部資料)

によると、

男の場合、2000年は、

89事業場の労働者231,395人中、死亡者は312人

(労働者10,000人対13.48)

このうち自殺による死亡は31人で、

死亡者に占める自殺の割合は9.9%であった。

 

また、プロジェクト最終年の2008年は、

35事業場、労働者86,983人中、死亡者は83人

(労働者10,000人対9.54)

そのうち自殺は9人で

死亡者に10.8%であった。

 

 

この結果は、男性の労働者10,000人の企業で、

年間の自殺者は、1~2人であることを示しており、

事業場単位でみると、自殺は何年かに一度しか起きない

極めて稀な出来事であることがわかる。

 

 

自殺は、

それが起こると周囲に大きな心理的影響を与えるため、

事業場では、何らかの対策が行われる事が多い。

 

しかし、

しばらくすると忘れられてしまい、それは定着しない。

 

職場では、

自殺対策そのものを前面に出して何かを行っても、

成果はほとんど期待できない。

 

 

メンタルヘルス対策を根気よく継続することが自殺対策に繋がり、

それが、自殺対策としてもっとも有効であるという認識を

共有することが必要である。

 

 

 

では、厚生労働省の

自殺・うつ病等対策プロジェクトチームとりまとめについて

 

日本の自殺の現状

平成10年に、それまで年間2万人台前半で推移していた自殺者数が

3万人を超えました。

それ以降は、3万人を超える高い水準で推移をしています。

 

警察庁の発表によると、

平成21年の自殺者数は32,845人

自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は25.8であり、

平成21年度交通事故死者数の4,914人に比べても高い数字になっています。

また、自殺は国内の死因別の順位で第7位であり、

主要7か国の中でも、男女とも日本が最も高い数字となっています。

平成21年9月から平成22年6月までの10か月では

自殺者数が前年同期比で6.4%減少しています。

今後とも、強い気持ちを持って、

「生きる支援」

として自殺対策を推進していくことが必要です。

 

 

 

うつ病対策

 

自殺既遂者に対する調査からは、うつ病等の気分障害が

自殺の要因として特に重要であることが明らかになっており、

厚生労働省における自殺対策においても、

 

その中核となっているのはうつ病対策です。

 

 

うつ病の現状

厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている

「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の

気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と

12年間で2.4倍に増加しました。

「患者調査」は、医療機関に受診している患者数の統計データですが、

うつ病患者の医療機関への受診率は低いことがわかっており、

実際にはこれより多くの患者がいることが推測されます。

 

 

 

 

 

 

H19年以降、年度が上がる毎に、ほとんどの数値が上がっているが、

唯一、下がっているものがある。

 

それは、「学校問題」

 

教育委員会は、事実を認めず、学校側はひた隠しにしたがる特有の問題です。

直ぐに、第三者委員会が発足されますが、

子供達の、目の前に居る教師は、何を恐れ、何に対して背を向けているのでしょう?

ひた隠しにする理由は、教員の出世の道が断たれるとの理由だそうですが・・。

 

 

本当に?

この数字が、正規の値なのでしょうか?

疑問に思えてきますね。

 

他の原因が全て上がっているのに、

「学校問題」だけが低下しているのは、

そもそも、

児童の総数が減少してきているからなのか、

本当に、

イジメやその他の「学校問題」自体が沈静化しているのか、

理解しがたい部分があると思います。

 

 

設定した「お題」からかけ離れて行った部分もあり、

申し訳ございませんでした。

 

 

 

「自殺」は絶対、ダメなんです!

という私も過去に「死のう」と思った時期もあったので

あまり大きな事は言えないのですが・・・。

でも、死ななかったから「今」があるのです。

 

確かに、私のその時の状態は鬱でした。

 

だからこそ、最近は「自殺について」触れていますが、

死んじゃったら何も出来ませんから・・・。

 

 

では、今日も長々とお付き合い下さりありがとうございました。

失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心を和らげる相談室 HEART        代表   杉野 茂広

 

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