2022年08月17日
児童虐待の連鎖/バタードチャイルド症候群
虐待されたことのある人に注意!
自分の子供も虐待する?
特に近年、日本でも、
親が我が子を虐待することによる凄惨な事件が多数起きている。
少し古い情報になるが、
内閣府の「青少年白書 2004」によれば、
日本における『虐待に関する相談処理件数』は、
1998年から増え始め、翌年には約2倍、翌々年には、役3倍
と、右肩上がりの急激なグラフを描いている。
また、
18歳未満の子どもへの児童虐待は、30年連続で増え続け、
2020年度は過去最多の20万5029件になった。
20万件を超えたのは初めて。 前年度より5・8%(1万1249件)多くなった。
日本では馴染みのない呼び方だが、
アメリカでは、生みの親が子供を虐待することを
バタードチャイルド症候群
と呼んでいる。
これまでの分析によって、興味深い結果が得られたので紹介したいと思います。
親が子供を虐待する主な原因は、
親の未熟な人格にあるとされている。
また、
子供を虐待する親の50%は、
幼児期に自身もその被害者だったと言われている。
つまり、子供の頃に自分が親から受けていた辛い経験から、
必要以上に「自分は子供をきちんと育てよう」という思いを強く持つ。
しかし、
気持ちだけが先走り、子供が言うことを聞かない、
自分の理想にそぐわない行動をとるなどしたときに、
焦りと怒りから
「なぜ言うことを聞かない!」
と、暴力を振るってしまうのだという結果がでた。
虐待には暴力を振るう以外にも、
栄養的虐待 : 食事を与えない
感情的虐待 : 暗く狭い場所に長時間閉じ込める
などがある。
どれも、虐待をしている時、親にその自覚はないという。
あとになって後悔の念にさいなまれるというのだ。
勿論、虐待された経験のある人が全員、自分の子供を虐待するとは限らない。
いい人と巡り合い、温かい家庭を築いている人もたくさんいる。
難しいことではあるが、過去に自分を虐待した親を反面教師にして、
虐待の連鎖を断ち切る勇気が我が子のためには必要なのである。
潜在意識に根付く虐待の芽。
虐待から連鎖を断ち切って新たな人生を歩むべし。
この内容は、私が噛み砕き、自分なりに書き直したもので、
元記事はあります。
私自身が子供の頃
”今なら完全にアウト=児童虐待”の中で生活していたのが
よく解りました、また”親父”が子供ながらにも、どこかおかしいのではないのか?
と、疑問をもった事もありました。
両手、両足を縛られて夜の庭に放り出されたり。
押し入れに閉じ込められたり、風呂場に閉じ込められたり
夜に人気の無い山道脇の桜の木に自転車のチューブで括り付けられたこと。
あげればキリがありません。
しかし、逞しく生きてきました。
結婚して、アルコール依存症になったのも、うつ病になったのも、
過呼吸症候群になったのも、これらの要因が絡んでいるのではないかと、
今でも思っています。
私も子供が居たら「反面教師で居られたのか自信はありません」
我が家は、子供を授かることができませんでした。
これも、 ”連鎖を断ち切る為か?”と思う部分もあります。
そんなことを考えながら・・・・
今日はこの辺で失礼します。
【皆さんに、お願いです】
もしも、児童虐待を疑った場合は、躊躇なく警察に通報してください。
また、ハンドサインも見逃さないでください。
では、また明日。
心を和らげる相談室 HEART 代表 杉野 茂広
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