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コロナウイルスの流行によって起こるストレスと飲酒の関係

2022年08月09日

コロナウイルスの流行によって起こるストレスと飲酒の関係

 

 

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、

普段よりもストレスを感じていませんか?

 

ストレス解消方法の一つとして飲酒がありますが、

過剰な飲酒には危険性が存在します。

 

新型コロナウイルス感染症流行によるストレスの増加

 

新型コロナウイルス感染症第7波の流行の最中、

恐怖、

不安、

孤立、

および全体的な不安定感

により人々の苦痛が増大しています。

 

病気の特性、感染の広がり、個人の健康や日々の生活への影響、

社会への影響などについて、不確実なことがたくさんあります。

 

そこで、

長期にわたる外出自粛による閉塞感や

誰が感染者であるかわかりにくいために生じる疑心暗鬼、

感染者への理不尽で過剰な怒り、

感染者やその家族となったことで受けるハラスメントによる傷つき、

経済不安など著しい心理的反応を引き起こす可能性があります。

 

そのような状態の中でも、世間はコロナ慣れしてきたのか、

一般的に各地では年間行事やイベントなど行う方向で進んでいますね。

勿論、対策を講じてですが、各地で大々的に行われています。

 

先日の金曜日~日曜日にかけて我が街でも

鈴鹿8時間耐久レースが開催されておりました。

毎年、全国からレースファンがドッと訪れています。

 

今現在、三重県の日々の感染者数は2500~3500人を

行ったり来たりしている状態です。

 

私が危惧するのは、地元も大切ですが、

全国各地から訪れた方々が鈴鹿でウイルスを保菌し、

地元に帰られた後に一気にウイルスを

拡散しないかという不安です。

 

先程も言いましたが三重県内は現状2500~3500人/日を

推移しています。

これは、第7波になってからで、

第6波までは、2000人に到達すること自体が稀だったからなのです。

 

このような状態は、我が県だけではなく、

現状は、日本全国が増加傾向にあることは、

皆さんも、政府もよく理解しているはずなのに

行動制限を緩和してきているのが実情です。

 

安部元首相の殺害、参議院選挙あたりから

政府はコロナから目を背け、旧統一教会関係に集中している始末。

 

余程、旧統一教会と裏で繋がっていたのか? と、

疑心を持ってもおかしくない程の手の入れよう。

 

都内では、コロナ患者が3万を超える人数になっても

政府の話題は「旧統一教会」なのです。

 

話題がズレてしまいました・・・すみません。

 

 

 

 

ストレス増加による飲酒傾向

 

このようにストレスが増加している状況で、対処の方法として

アルコールの摂取や喫煙を選択してしまう人が増加しています。

大きな災害の後では、お酒の量が増えたり、

いつも飲まない人でも飲むようになったりすることがよくあります

(この場合は、

PTSDの発症や、対象喪失など、

あらゆる面で心のケアが必要な場面である。)

 

 

特に今回のように家で飲む機会が増えると、

今までより長時間飲んでしまったり

高いアルコール度数のものを

過剰に飲んでしまったりする人が少なくありません。

 

不安で眠れなくなり、

そのためにお酒を飲んでいる人も多いかもしれません。

しかし、

寝る前のお酒は寝つきを良くする一方で、

夜中に目を覚ます原因にもなります。

また、毎日お酒を飲んでいるとだんだん寝つきも悪くなり、

お酒の量が増える原因になります。

(極端にアルコール依存症への近道です)

 

 

アルコールはコロナ感染症の予防になるのか?

 

ここまでは、自粛によるストレスで

アルコール摂取量が増えることについて解説してきました。

皆さんは、

アルコールはストレス解消だけではなく、

予防にもつながるのでは?

という話を聞かれたことがあるかもしれません。

そこでここからは、アルコールとコロナの予防について解説していきます。

 

 

アルコール摂取で予防はできない

 

飲酒はアルコール依存症等の

精神行動障害、

肝硬変、

がん、

心血管疾患

等の主要な非感染性疾患、

暴力や交通事故、

衝突によるけが等、

多くの健康問題を引き起こすリスクと関連しています。

 

アルコール摂取により感染から身を守ることができる

といったような誤解を招く情報等、

誤った情報が広まる可能性があることから、

安全と予防に関し、

信頼できる情報源からの情報に基づくことが重要です。

飲酒がウイルスやその他の感染に対し

予防効果があることや感染症の経過や

転帰に対し好ましい効果を示すといったエビデンスは存在していません。

 

 

 

アルコール摂取で感染リスクは増加する

 

むしろ、アルコール有害使用およびアルコール使用障害は、

  • ・感染リスクの増加、
  • ・疾患の望ましくない経過、
  • ・治療効果の低下に関連することから、

実際にはその逆であると考えられています。

 

 

コロナ感染症の流行下における心身の健康管理

 

コロナ感染症の流行下においては

料理、

読書、

オンライン学習

等で忙しくする等、

楽しんでリラックスできることに使う時間を増やすことで、

ストレスを軽減することが可能です。

元気であれば、自宅、バルコニー、または庭で運動するのもよい方法です。

大人は1日30分、子どもは1日1時間運動することが推奨されています。

また、

普段から十分に睡眠をとり、

健康な食生活、

十分な水分補給を心がけるべきです。

 

そのために、

免疫システムの機能を助ける健康的で栄養価の高い食品を摂取したり、

アルコールを制限し、甘い飲み物を避けたりするなどの工夫が可能です。

 

また、ストレスを溜めない工夫として、

在宅勤務時には、30分ごとに3分間の休憩を取ることや、

不安を煽るようなニュースが気になるならば

ニュースを見る量を制限することなどがあげられます。

不安を和らげるため、音楽を聴いたり、

本を読んだりしてリラックスすることも重要です。

 

 

不安を取り除く為。

現実逃避をしたい。

ヤル事がない。

お酒を飲もうとする外的要因は作ろうと思えば

幾らでも作れます。

 

 

しかし、それを判断するのは自己です。

 

飲んでも良い場面なのか、

飲んではいけない場面なのかの判断は当事者の倫理的道徳判断に

任せられることになります。

 

ですが、何か。

ストレス・メンタル不調などの負の要因があれは

人は誘惑に負けてしまうものです。

 

こんなご時世ですが、皆さん頑張って行きましょう!

 

 

 

 

 

では、本日はこの辺で失礼します。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

心を和らげる相談室 HEART      代表     杉野 茂広

 

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