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アルコール依存症=在宅ワークの落とし穴

2022年03月17日

 

 

在宅ワークで仕事を管理する人がいないことや、

同僚や上司に気軽に相談できなくなったことでストレスが増えるなど、

仕事環境の変化を訴える患者が多い。

 

 

外出自粛の影響で自宅で長時間飲酒してしまうなど、

生活習慣・飲酒習慣が変化したと話す患者もいる。

 

厚生労働省などによると、

アルコール依存症と診断された患者は全国に約5万人いる

これは〝氷山の一角〟といわれる。

飲酒習慣からすでに依存症の人は約107万人、潜在的アルコール依存症は約292万人に上り、

さらに生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている人は約1036万人と推計されるという。

 

 

ここで言いたいのは、お酒好きの人に在宅ワークというのは、

私自身の意見としては、

「あまりにも酷である」 

そして、在宅ワークを推奨した会社も、無責任であると思う。

 

そのうちに労災認定しろ!って人も現れますよ。

 

 

コロナ禍で、在宅ワークさえしなければ、

アルコール依存症には

「ならなかった」かもしれない、

しかし、裏を返せば、

「いずれ、アルコール依存症になる運命であった」

とも取れる。

 

 

お酒好きな人なら、

誘惑と背中合わせで仕事をしている様なものである。

 

 

 

その誘惑に誘われてしまった人が、

最近のアルコール依存症者ではないのだろうか?

 

 

 

健常者の皆様は

「家で仕事してて、酒を飲むなんて!」

言語道断!

と考えている人も多いのではないだろうか?

 

私もアルコール依存症であったが、以外なことに

仕事に関しては

「真面目に積極的にこなすタイプ」

「見かけによらず真面目」  として通っていたのです。

 

一緒にするなよ!・・・と言われるかも知れませんが生真面目な方の方が

アルコール依存症に罹患する確率は群を抜いて高いのです。

 

 

では、私は何から崩れ始めたのか?

 

当時、離婚問題が我が家では浮上していたのも原因の一つですが、

 

環境要因も一つに挙げられます。

 

「家に帰っても、面白くないから酒を飲む」=家の環境が一因としてありますよね。

 

在宅ワーク中にアルコール依存症と診断された方も、環境が違いますよね。

 

コロナでなければ、スーツを着て職場に行き活躍していたはずです。

しかし、在宅での仕事となると「どこかいつもと違い、リラックス出来るのか?

または、反対に、会社よりも能率が落ちるのか?」

それは、私にはわかりませんが、環境が一変した事は事実ですよね。

 

環境は、様々な部分に影響してくるのです。

「確かに、仕事中に酒を飲むことは許される事ではないです」

 

しかし、コロナ禍で仕事を仕方なく休んでいる方もいることも事実です。

 

家庭にまで仕事を持ち込んでしまった末路と言ってもいいでしょう。

ですが、好き好んで仕事を家に持ち帰る人は少ないと思います。

今回は、コロナ対策の副産物が「アルコール依存症」であったとも言えるでしょう。

 

 

 

あと、

お酒は、能率や力(パワー)にも、影響が出ます。

正直に言って「能率」は落ちます。

しかし、

パワー(力)=一旦馬力は、お酒の力で得られるのです。

 

しんどくて仕方がない状態でも、お酒を飲めば頑張れるパワーを得られるのです。

 

これは、私自身が、身をもって証明しています。

 

どうにも、「ヤル気の無い時に、お酒の力を借りて夜勤をしていた事もありました」

 

そうなのです。・・・何とかなるものなのです。

 

悪い事は承知しています、

しかし、やらなくてはいけない仕事が山ほどあるが、

力がない、体力も限界に近い時の「お酒」の力って凄いですよ。

 

出来てしまうのです。

 

無理な残業続きで、過労寸前でも、「お酒」で誤魔化せるのです。

ここでの誤魔化すは「自分の身体を騙す」と捉えてください。

 

 

在宅ワークで、上手く仕事が捗らず、

夜な夜なお酒を片手に仕事をなさっていた方なら、

私の言っている事に頷けるはずです。

 

だって、無理がきくんですから・・・・本当に。

でも、それは正常な人のすることではありません!ってことです。

 

なにも、アルコール依存症者が凄いと言っている訳ではありません。

 

最近、アルコール依存症者になられた方、身に覚えがありませんか?

って事です。

そして、ゆっくりでいいのです。

焦らずに、断酒していきましょう。

 

私も、断酒できたのですから・・・・

これを見てくれているアルコール依存症者様

また、そのご家族、御友人に、御理解願いたいのは、

アルコール依存症者は、好きで依存症者になったのではなく、

「中毒患者にならなければいけない程、頑張っていた」

と言う理解で患者様に接して下さい。

 

必ず、立ち直ってくれます。

 

 

中には、心許ない発言をする人もみえますが、これを読まれた方だけでも

御理解ください。

そして、ショックでしょうが長期戦覚悟で挑んでください。

 

元 アルコール依存症者より

 

 

 

 

 

心を和らげる相談室 HEART   代表  杉野 茂広

 

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