2022年03月15日
アンダードッグ効果
他人の前、特に「好きな人の前」では、
完璧でありたいと思うのが人間の心理だが、
これは、あくまで自分の理想であって、
相手からすると、それほど重要なことではない。
それどころか、
実際に、好きな相手には「ある程度の『弱み』や『隙』を見せた方が、
恋愛関係に発展することが多いのである。」
もし、何でも完璧にこなしてしまう人が一番身近にいたらどうだろう?
自分も完璧にしなければいけない。
失敗したらどうしよう。
など、「負」の意識が生まれてしまわないだろうか?
それに比べて、
「オバケが怖い」
「ジェットコースターが苦手」
と、いう人の方が親近感がわくし、「驚かせてやろう」というイタズラ心が起こり、
ちょっかいを出したくならないだろうか?
興味深いアンケートがあった、
長年連れ添った老夫婦に対し、結婚生活が長続きした理由をアンケートした結果、
「この人は、自分がいないとダメだから」
という回答が非常に多かった。とある。
これは、照れでも何でもなく、アンダードッグ効果 と
言われるものなのである。
アンダードッグ とは、
ダメな人間に哀れみを感じて優位な自分が、
「優しくしなければならない」 という心理になる効果のことである。
完璧であるより、ダメなところがあった方が、人を惹き付けるのである。
「ダメ男に尽くす女の相性がいい」というのも頷ける。
だからといって、何をやらせてもダメな人間には、
異性どころか同性だって寄り付かない。
「ダメである」と、言うよりは
”強みがあってこそ弱みを見せることに意味があり、そのギャップが重要であり、
できないことを努力するところに女性は母性本能をくすぐられるのではないだろうか”
だから、「完璧」を求める必要なんてないのです。
自分の弱い部分も、全部まとめて「あなた自身・私自身」なのです。
背伸びしてる人、背伸びして生きてきた人。
これからは、本来の自分を見つめてください。
その方が、自然だし、楽に生きられますよ。
では、本日はこの辺で失礼します。
ありがとうございました。
心を和らげる相談室 BLACK HEART 代表 杉野 茂広
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