2022年03月12日
過換気症候群の症状の原因
過呼吸を経て「過換気症候群」になる。
過換気症候群による過呼吸では、息苦しくなるだけでなく、様々な症状が認められることが多い。
※ 注目すべきは以下の症状である。
· 脚に力が入らず立てなくなる
· 頭痛
· めまい
· 動悸
· 手足がしびれる
などの状態が起ります。
このような症状が出てくると、ますます不安になって、焦りが生じ、
過呼吸が強まってしまい過換気から抜け出すことが難しくなります。
過呼吸の症状の原因は、大きく分けて2つ。
· 過呼吸による過換気
(血中の二酸化炭素不足)
· 不安による交感神経の過剰な活動
この2つが起因して、身体にも様々な症状を引き起こしていきます。
本質的な原因を治療する
精神疾患が本質的な原因であることが多く、
過呼吸(過換気症候群)を繰り返す人が、ほとんどです。
過換気症候群が原因での過呼吸は、
あくまで一時的な症状にすぎません。
呼吸と不安が落ちついてくれば、自然と症状はよくなっていくのです。
ですが、一度、過呼吸にあると、
「あまりの恐怖に、またこんな事にならいか?」
という不安材料だけが増えてしまい気が抜けないのも事実です。
そして、何度も過呼吸になる場合、
その背景には何らかの精神的な原因が隠れています。
その根本的な原因を取り除くか解決していかないと、
なかなか過呼吸は改善されません。
そうなのです。
薬を使って抑えつける事は可能ですが、元々、精神面に起因している
事象を探し出して解決しなければなりません。
それを、一緒に探し出すのが、我々、カウンセラーの仕事です。
不安が過呼吸やパニックを呼ぶ悪循環
過呼吸になると、「また過呼吸になったらどうしよう」という不安が強くなります。
このような不安があると、再び過呼吸になってしまいます。
薬物療法で、抑えつけているうちに、精神面のカウンセリングを受けるのがベスト!
心療内科・精神科さまざまありますが、恐らく病院である以上、
「お薬で、様子を見てください」と言われて終わりでしょう。
精神面の奥底にある部分までは、Drも相談にはのってくれないのが病院です。
そして、クライアント様と、一緒にその根本を探し出して、原因(根っこから断つ)を、
解決していく為には、カウンセラーは必要でしょう。
過呼吸が発症し、何らかの持病がある方は、過換気症候群なのか検査して診断することが必要となります、身体的に異常がある場合もありますからね。
精神面でストレスなど皆無と言う方も多かれ少なかれストレスは抱えています。
検査で身体的異常が見つからなければ「精神面を疑うのが妥当です」
ストレスが原因で一過性の過呼吸になることはありますが、
パニック障害など精神疾患と関係が深いのは、慢性的な過呼吸です。
パニック障害以外にも、精神的な問題で不安や緊張が強まっていると、
過呼吸をくり返しやすくなります。
改善のためには、根本的な原因に目を向け、しっかりと治療していくことが大切になりますが多くの方は、何が問題なのかが、理解出来ていないことが原因の一つでもあります。
潜在意識の部分で身体が拒否反応を示している
ことが多いからです。
例えば、
「何に対してストレスを感じているのか?」が、
分からない方が殆どです。
そんな方々に寄り添い、一緒に快方に向かってくのがカウンセラーの努めです。
病院の先生は、「一通りの話は聞いてくれるでしょう」ですが、
「病名が判明すると、薬物療法(お薬)に切り替え、様子見となりますから、
根本的な解決には至りません」
それに、過換気症候群やパニック障害の「お薬は、慣れるまでが大変」と伺った事も
あります。
何が原因か分からない場合は、私でも良いですし、他のカウンセラーでも構いません。
ですが、一刻も早く繋がってくださいませ。
いつ、どこで発作が起きるか不安な生活なんて嫌じゃないですか?
今日は、過換気症候群についてでした。
明日は、誰も居ない時の対処法などを、具体的に書き込みたいと思っています。
では今日は、これで失礼します。
心を和らげる相談室 HEART 代表 杉野 茂広
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