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アルコール依存症におけるBLACK OUT(ブラック アウト)Ⅱ

2022年03月07日

アルコール依存症におけるBLACK OUT(ブラック アウト)Ⅱ

 

ブラックアウトについては前回もお話しましたが、

今回は、恥を覚悟で私の体験談を御紹介致します。

 

 

今一度 ブラックアウトについて説明します。

 

BLACK OUT とは

 

深酒をした翌日に、酩酊中の出来事を思い出せないことがあります。 これは、「医学用語でブラックアウトと呼ばれる症状。」 アルコール依存症の初期症状であり、頻繁に起こる場合は注意が必要です。 精神依存習慣的な飲酒が続くと、「お酒がないと物足りない」「お酒なしではいられない」という状態になります。

 

深酒をすることによって、起こる現象ですが、

私の体験談を綴ります。

 

・飲酒後、クルマで出掛け、翌朝、クルマを見てビックリ!

  クルマの後ろが滅茶苦茶凹んでいましたが、全く記憶にない。

 

・飲酒運転で、夜中、走行中、信号待ちしていた2台に玉突き衝突。

 

・飲みに行ったが、どの様な方法で、いつ帰って来たか全く覚えていない。

 

・昨夜のこと自体が全く思い出せない。

 

・どこの店で飲んでいたか全く覚えていないが、

 朝には、きちんと家で寝ている。

 

・誰と飲んでいたのか全く覚えていない。

 

   などなど。

(私が、アルコール依存症の時は、交通取り締まりも今ほど厳しくなかったです)

 

 

 

完全に記憶が消えているのです。

但し、断片的に覚えている場面もある。

 

このように、私は頻繁にブラックアウトを繰り返していました。

 

 

先に、述べた様に、

朝からクルマを見た時は、滅茶苦茶 車両後部が凹んでおり

凹み方から考えても相当な衝撃だったにもかかわらず・・・・

正直なところ、どこでぶつけてきたのか?

自分は、どこをどう走っていたのか? も思い出せなかったです。

 

(本来ならば、あの凹みようなら、記憶に残っているのが当たり前でしょうが、

 本当に悪気なく、記憶にないのです)

 

当て逃げならば、犯罪になりますので一応、警察に状況を説明しましたが

「そんな、報告はありません」との回答でした。

 

では、なぜ、あんなにも凹んでいたのでしょう?

 

今となっては、迷宮入りです。

 

 

 

それぐらい、記憶がとんでいるのです。

 

BLACK OUT って怖いことなのです。

BLACK OUT自体がアルコール依存症の入り口です。

 

 

私は、当時「アルコール依存症」で入退院を繰り返していましたが、

これは、全て事実であることに相違ありません。

 

当然、アルコール依存症と診断される前から、

飲んだ次の日は

「前日の記憶が断片的になくなっていることは、理解もしていましたし、

 自分がどんどん崩れていくことも承知していました」

 

ですが、まさか、アルコール依存症になるとは思ってもいませんでした。

 

そもそも、深酒をして記憶がなくなることは、当たり前の事。と理解し

「もう、深酒は止めよう」と何度も心に誓いましたが、

夜になると、そんなことは忘れ、いつものように飲みだす始末。

 

こんなことを、繰り返して自分で自分の首を絞めていったのは事実です。

 

そして、症状が酷くなると入院。

 

今、考えるとゾッとする経験をしてきたものです。

 

ですが、当時は何度同じ失敗を繰り返しても「悪いなぁ」とは思いつつも

ほとんど気にしていませんでした。

 

 

それが、アルコール依存症の怖さであり、精神疾患に分類される所以です。

 

 

今夜は、ここまでにします。

明日は、そんな私を「見捨てずに居てくれた両親の話をしたい」と考えています。

 

 

良かったら是非見てください。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

心を和らげる相談室 HEART  代表  杉野 茂広

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