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あしたのジョー心理学概論~矢吹 丈 その心の病~ PART23

2022年01月21日

これから話を進めていく上で今回は「番外編」として

ホセ・メンドーサまでの足取りを追って行きます。

大まかな「あらすじ」と受け取って頂いて構いません。

メンタル要素は今回は登場しないことを御理解ください

 

カーロス・リベラの敗北

カーロス戦後、白木ボクシングクラブにファイトマネーの残り半分を

受け取りに行ったジョー。

 

丁度、その時間、ジョーの中で力石の再来とまで思えていた

カーロス・リベラはチャンピオン:ホセ・メンドーサとタイトルマッチをしていた。

 

その時に白木ジムの社員が試合結果を、伝えに来る。

 

「1R 1:33 で・・・」

 

”カーロスがホセを破ったことを喜ぶ” しかし、結果は・・・。

 

「僅か 1R 1:33でKO負けを喫した」との事。

 

ジョーは、「何かの間違いじゃないのかい!」と詰め寄るが、

別の社員が現れ、カーロス・リベラのマネージャーである

ロバートの談話を報告する。

 

「日本での、矢吹戦に於いて、カーロスは骨の髄までむしばまれた

  悪質なパンチ・ドランカーになっていた」と公表する。

 

沈む白木ジムの面々とジョー。

 

ジョーは、

「今度は・・・今度はカーロスかい・・・」と言い残し白木ジムを去る。

 

"力石は他界し、ウルフは顎の骨を砕き再起不能、

 そして、今度は・・・

 チャンピオン戦を先延ばしにしてまで戦ってくれた、カーロス・リベラ

 がパンチ・ドランカーが原因でKO負け。"

 

 

拳を交えた好選手は全てリングから去る運命であった。

 

 

初めての海外遠征とホセとの再会

そんな中、

初めての海外遠征、ハワイでの試合がTV関東の計らいで

計画された。

同日、同リングで ”ホセ・メンドーサの統一王者を賭けた試合もある”

言わば、ジョーの試合は、ホセ・メンドーサ達による統一王者決定戦の

エキシビションマッチであるが、

ジョーは、ホセの試合が直接観れることに興奮していた。

 

(この時、ジョーは、ホセ・メンドーサと会うのは3回目となる。)

 

  • 1.祝賀パーティーの際に、ホセがお忍びで紛れ込んでいた
  • 2.ハワイ到着後、直ぐに、ホセのトレーニング拠点の

  コナハジムを訪れているが、不在の為、

   ホセの居る乗馬クラブまで行っている。

  • 3.統一王者戦後、最後まで残りホセと会話している。
  •  (「SEE YOU AGAIN」のシーン)

 

 

ここでまた白木葉子の登場が大きなチャンスをもたらす。

 

葉子は、夜のハワイで

"チャンピオン:ホセ・メンドーサの日本における試合の独占興行権を

得たこと"を、ジョー、段平に告げる。

 

そして、

ホセ・メンドーサの対戦相手は、東洋バンタム級チャンピオンである

「矢吹 丈」と明かす。

 

やっと回ってきたチャンスに大喜びするジョーと段平であった。

 

葉子に誘われ、ジョーは夜の浜辺を歩く。

 

先を歩くジョーの足跡は、右に、左に大きく蛇行している事に気付く。

 

この歩き方こそ、パンチ・ドランカー独特の症状の一つであることを

葉子は、見逃さなかった。

 

 

 

世界戦の前の条件

 

ハワイからの帰国後に、レオン・スマイリー戦が組まれるが、

試合後、葉子はジョーに 何かが足りない” 事に気付く。

 

それは、力石やカーロスと戦った時の「野性味の欠如」であると気付く。

 

東洋バンタムチャンピオンになって以降、

サイン会、TV出演などの雑務に追われるジョーも

先に控えた世界タイトルマッチの相手が

”ホセ・メンドーサ”と言う偉大なチャンピオン”

とは解っているものの練習に身が入らないことも感じ取っていた。

 

そんな中、TV関東の大橋部長から、丹下拳闘クラブに電話が入る。

「矢吹君を、推してきたのに、

日本での独占興行権が白木ジムにあるとは、どういう事か!?」

段平に詰め寄り、大橋、段平は、白木ジムを訪れるが、

会長である葉子は海外旅行の最中であり、後日の連絡を待つはめになる。

 

後日、記者、大橋、段平、ジョーを交え会見が行われる。

 

独占興行権に対して葉子に詰め寄る大橋。

 

しかし、

葉子は条件次第で、独占興行権を譲る

 と言い出した。

 

その条件は二つ

・世界タイトルマッチ前に、もう1試合「東洋タイトル防衛戦」を行うこと。

・そして、その挑戦者選びは、白木ジムに任せる。

と言う内容であった。

 

TV関東の大橋には、この条件をのむしかなかった。

 

これも、葉子の画策である。

 

翌日、

白木ボクシングジムの幹部が集められアジア全域でジョーの

対戦相手を見付けてくるよう命ずる。

 

対戦相手の条件は

 

” ボクシングそのものよりも喧嘩に強いタイプ、

  たくましく、ふてぶてしく、粗削りで乱暴で理論を越えた

  プラスαの底力を秘めた野生の男。

  言ってみれば、

  力石 徹 と戦い、そしてリング上で死に至らしめた頃の

  矢吹 丈 の様な強烈なタイプ ”

                                                    であった。

 

葉子の見解は、

「ホセ・メンドーサと対決するには、小手先だけでは勝てない。

 以前の様な、野性味を取り戻さない限り勝てない。」

 

そして対戦相手として見つかったのは

 “野生児 ハリマオ” 

 

 

 

 

ハリマオと対戦させることでジョーの野生を呼び戻すのが目的であった。

 

 

 

 

ハリマオ戦前のトレーニング、対ハリマオ戦については、

ここでは割愛するが、勝利者は「矢吹 丈」であった。

 

今回は、メンタル部分抜きの「あらすじ」を大まかに綴ってみました。

次回からは、メンタル要素が復活します。

 

いつも、ありがとうございます。

 

心を和らげる相談室 HEART  代表  杉野 茂広

 

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