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Twitterで結束するメンタル不調者が急増

2021年10月17日

こんにちは。 御無沙汰しております。

 

久しぶりに”Twitter”を見ていました。

職業柄、どうしても悩んでいる方々に目が行ってしまいます。

 

ツイートなので何を呟こうとユーザー様の自由なのですが

 

「余りにも多くの方々がメンタルについて呟いている事に驚きました」

 

・消えてなくなりたい

・考えるだけ無駄

・心を無にする

・やる気が出ない

・やる事、なす事上手く行かない

・訳もなく「涙が出てくる」

 

などなど、不満に満ち溢れた言葉が沢山ありました。

 

中には、自分の服用している薬までアップしている方も見られました。

(カウンセラーさんは、薬剤の勉強も必須なので、このユーザーがどの程度の薬を服用しているかで見当がつきます)

 

「心を無にする」と言う言葉に引っ掛かりました。

 

心を無にする。

 

恐らく言いたい事は、問題の主訴は考えず、他所事を考えると言う意味ではないかと考えております。

 

偉い僧侶でも、並大抵の努力では「心を無にする」なんか難しいであろうと思います。

 

 

 

そんな言葉が多くツイートされていましたが、「消えてなくなりたい」の発言に「いいね!」がPUSHされているのです。

 

何が良いのでしょう?    何に共感して「いいね!」を押しているのでしょう?

流石に精神病院での入院歴のあるカウンセラーの私でも頭を傾げます。

 

 

メンタル不調の方々で、

何人かのグループが形成されていて、自虐な言葉に「いいね!」を押していると考えられます。

 

 

 

SNSはコミュニケーションツールです。

 

 

 

病んでいる方々の自助グループがあるようにSNSでも、SNSなりの自助グループが形成されているのです。

 

 

 

自治会、コミュニティーでの自助グループが「陽」なら、SNSの自助グループは「陰」です。
 

正に光と影。

 

本来の目的は、自分一人ではなく、皆で自分の持っているハンディーキャップを聞いてもらい、助け合い、励まし合いをしていく事が目的です。

 

しかし、SNSでのコミュニティーは正に逆で、苦痛を書き込むほど「いいね!」が付いているのです。

 

苦痛、嫌な思いを書き込んでいるにも関わらず「いいね!」ってどういう事?

 

自虐ネタで遊んでいるのか?

 

「いいね!」が一種のステータスになっているのか?

 

 

 

「家出しました」

「いいね!」      って、おかしくないですか?  

 

最早、異常事態を通り越しています。

 

 

そんな中、19歳、大学生とコンタクトが取れました。

 

 

「どうして、消えてなくなりたのですか?」の質問に

 

「何してのも、考えれば考えるほど悪い方向に進んで行くのです」

「考えて、考えて考え抜いた結果をもってしてもいい方向へは進まない」

「自分は、ダメな人間です」 との回答を頂きました。

 

 

皆さんも、考えてみてください!

今まで生きてる間に「何しても悪い方向へ進むな~」って時期ありませんでしたか?

 

私は、何度も その様な体験をしてきました。

 

自分だけなのか?と思い、今は亡き親父に「何しても、どうしても、上手く行かない時期ってあった?」と聞いた事もあります。

親父曰く「あるよ! お前だけじゃない!」と言われました。 単純に納得して御仕舞いでしたがw

 

少しお薬の話をします。

私を頼って来てくれる方の多くは「薬は飲んでいましたが、今はもう飲んでいません」と言う方が多いのです。

折角、お医者様が処方してくれたお薬にも関わらず、「効果なし」と自己判断している方々が非常に多いです。

 

そもそも、メンタル不調の場合は、「菌、ウイルスとは異なります」

風邪の様にお薬を飲んで直ぐに治る病でも御座いません。

精神科で処方されたお薬は治すものではなく、現状の辛さを軽減させる為のものと捉えた方が解りやすいと思います。

 

お医者様も商売です。多くの方は最初は良く話を聴いてくれたのに最近は「薬の処方だけ」と思い、不満を抱いている方も多くいらっしゃいます。 それは、Drは、現状維持の為に調合してくれているだけで治すものでは無いと言う事です。

 

我々、カウンセラーは悩みを聴き、共感し、不安要素がどこにあるのか?

どうなりたいのか? を、一緒に考えていく「相棒的存在です」

 

そんな相談に寄り添える存在です。

 

しかし、お医者様も理解しがたい事、病んだ人間にしか解らない事を医学でしか学んでいないのも事実。

メンタル不調に陥った事のない人がお医者様をしているのも事実なのです。

「少なくとも私はメンタル不調の経験者なので理解しやすいカウンセラーでしょう」

 

先に述べた、19歳の学生さんも「何を基準に『自分はダメな人間です』と言っているのでしょう?

 

自分の思い通りに事が運ばないから言っているだけかも知れません。

それなら、ただの駄々っ子と同じです。

本当に考え抜いた結果、上手く行かなかったので絶望感を味わっているのかも知れません。

 

そうなのです、人は個人差で「過程から結論まで求めるタイプ」「結論だけ求めるタイプ」など十人十色です。

何が正しくて、何が間違いなんてないのです。(法律上、罰せられる以外の事は)

 

 

私のカウンセリングルームにも、いろんな方が来られますが精神科医も言わない「誰も教えてくれない」事を言います。

それは、寛解に向けてどう思っているのか?

そりゃあ、治したいから私のカウンセリングルームに来てくれるんでしょう。

 

でも、「ある言葉」を言います。

 

この言葉は、本当に秘密です。【何より自分で見つけ、自分で実践して結果が出ていますから、私にとって「財産」です。】

 

できますか? と問うと。

やってみます、無理です。と極端に分かれます。

 

そうなんです「ある言葉は、行動なのですが凄く難しい上に、時間が掛かる」

しかし、乗り越えたら何よりの特効薬です。

成功した方々も何人かおられます。 勿論、成功した方々はもう当カウンセリングには来られていません。

最初から無理と決め込む方もおられます。

 

この言葉、本来ならお医者様の口から出てもおかしく無いのですが、何故か出ません。

 

私も、入院歴がありますが、これは自分で考えました。 やはり、皆さん仰る通り 「大変、難しく、時間もかかります」

 

私は入院期間中ずっと継続的にしていましたが、余りにも日数を要するため、

看護婦さんに「あなた、いつまで入院しているつもりなの!?」とまで言われましたが

Drは理解をしてくれていたので独自の方法ではありますが現在は寛解し元気にカウンセラーさせて頂いております。

途中で退院でもさせられたら「1」から出直しになるところでした。

 

インターネットの普及で沢山のアプリが出ておりますが、今の若い人はコミュニケーション能力が低い上に、PC,スマホなどで得体の知れない未知の人々とSNSで知り合えます。

 

そこに、どの様な恐怖があろうとも、もう離せなくなっているのでしょうね。

 

メンタル不調の人々にとっては「顔を見せることなく、自身の不安感を吐き出せる事の出来る世界」

そして、その不安感を「いいね!」で煽り、共感する無責任で無機質な人間が居る世界。

共存していくには危険過ぎると思います。

 

 

親兄弟が親身になって考えてくれない以上、そういうSNSの場で不特定多数の無縁な無機質な関係で自己を慰めているのかも知れませんね。

 

今、このブログを見ている方でSNSで繋がっている方は、なるべく親兄弟、友人知人との繋がりに切り替え、

コミュニケーション力を上げてください。

 

本日は、私自身が時代遅れなのか分かりませんが、結構なショックを受けました。

 

世知辛い、世の中ですが身近な人とのコミュニケーションを一番に考えて頂ければ幸いです。

 

 

心を和らげる相談室       代表      杉野 茂広

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