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アルコール依存症者だった・・・有名人だって、人間だもの。

2020年06月23日

皆さん、こんばんは。 久しぶりのブログ更新です。

今回は「有名人でアルコール依存症であった方、また、限りなく依存症に近かった方を、お亡くなりになった方を限定で紹介します。」

 

故人を誹謗中傷する事ないよう努めますが、誤解を招く表現があれば御容赦くださいませ。

 

先ずは、

 

・太宰治さん 

有名な小説家の太宰治さんは、何度も自殺未遂を繰り返したり薬物中毒になったりと激動の人生でした。

境界性人格障害であったと言われています。この障害は感情の波が激しくなったりするのが特徴で、太宰治さんはそれを隠すためにアルコールを摂取し始めたとされています。

 

岡 八朗さん

吉本新喜劇で有名であった「奥目の八ちゃん」

舞台裏ではその明るいキャラクターとは裏腹に、アルコール依存症やがんなどを抱えていたようです。

岡八朗さんは極度のあがり症で、緊張を紛らわすために出番前には毎回多量のお酒を飲んでいたそうです。元々酒好きでもあったようですが、いつしかアルコール依存症になってしまいました。またおそらく、妻を自殺で亡くしたストレスも飲酒量増加の原因だったのでしょう。アルコール依存症を患ったことにより急性膵炎を発症したこともありました。

 

横山やすしさん

通称「やすきよ」で一躍注目を浴びるようになった横山やすしさん。1996年に亡くなりましたが死因は「アルコール性肝硬変」で、アルコール依存症が原因だと言われています。相方の西川きよしさんが参議院選に出馬し見事当選してからというもの、コンビの仕事が激減しアルコールの摂取量が増えていったという横山やすしさん。過剰なアルコール摂取により入院もしますが、懲りずに飲酒を続け番組に酒気帯びのまま出演したり、飲酒運転をしたりもしていました。誰もが認めるアルコール依存症だった横山やすしさんは、吐血により入院した際、医師より「このまま酒を飲み続けたら10年で死ぬ」と警告されていました。しかしそれを無視した結果、本当に10年後に「アルコール性肝硬変」により亡くなりました。

 

・萩原流行さん

不慮の事故により62歳で亡くなった俳優の萩原流行さん。うつ病を患っていたそうですが、それを紛らわすために日常的に大量の酒を飲んでアルコール依存症になっていたと言われています。俳優としての仕事がかなり忙しく、目まぐるしい毎日を送っていたところうつ病を患ってしまったそうです。そして気分を紛らわそうとお酒に手を出したところどんどんと量が増え、アルコール依存症になってしまったとされています。

 

赤塚不二夫さん

「おそ松くん」や「天才バカボン」などで知られる漫画家の赤塚不二夫さんも、アルコール依存症だったと言われています。

実は赤塚不二夫さんは、若い頃は一滴もお酒を飲めなかったそう。後に漫画家として見事な成功を収めますが、極度の恥ずかしがり屋だという赤塚不二夫さんはお酒を飲まないと人と向き合えず、そこからどんどんお酒に溺れていったとされています。アルコール漬けになってからはお酒を手放せなくなり、テレビのインタビュー中にも焼酎のお湯割りを手に持っていたそうです。アルコール依存症の症状でもある手の震えが止まらなくなり、晩年には漫画どころではなくなっていたとか。

 

・川島なお美さん

川島なお美さんはビールでも焼酎でもなくワインをこよなく愛しており、1日3食ワインを飲むことが普通だった。

医者のドクターストップがなければ毎食のお供としてワインを飲んでいたほどだったようです。自身の血がワインだと語るほど無くてはならないものだった川島なお美さんですが、医者によればお酒を常飲している人は慢性的に肝臓が炎症を起こしている状態でガンを発症しやすいということです。

 

・尾崎豊さん

『15の夜』や『卒業』などで大人社会への反抗心を歌い、『シェリー』や『僕が僕であるために』などでは人生そのものへの葛藤を歌うなど、その繊細すぎる感性によりカリスマ的な人気をえる一方で自らを破滅に追い込んでしまいました。現在よりも大人社会からの圧力が著しかった当時を生きた尾崎豊さんは、繊細すぎる感受性が諸刃の剣となりカリスマアーティストとなる一方で薬物とお酒により自らを滅ぼしてしまいました。

尾崎豊さんは1980年代まで圧倒的な支持を得ていたものの、自身の成長とともに音楽の方向性を見失い苦悩の時代を生きることになり、その果てに覚せい剤やお酒に溺れていってしまいました。尾崎豊さんは二十歳の頃に曲を作れなくなりスランプに陥ったことから突然活動休止を発表して模索のために渡米しました。

しかし、元々尾崎豊さんは境界性人格障害や双極性障害を抱えていたと言われており、スランプのプレッシャーもありニューヨークでお酒と覚せい剤に溺れていたそうです。

結果として体は次第にボロボロになっていき、極度の人間不信から薬物とお酒に溺れ、アルコール依存症になっていたということです。昔、尾崎豊さんが言っていた。「嘘とアルコールは似ている。どちらも使いすぎると帰り道がわからなくなる。」

 

・石原裕次郎さん

ドラマ『太陽にほえろ!』や『西部警察』などで知られる昭和を代表するスター。最後は肝細胞癌により亡くなっています。

石原裕次郎さんのアルコール依存症ぶりが伺える有名な言葉として「ビールは酒ではない、水である」というものがあり撮影所にはビールがたくさん入った冷蔵庫が常設されていたそうです。

一日に日本酒をひとりで4升も空けてしまう人でした。石原裕次郎さんはテレビドラマや映画の撮影所にビールの入った冷蔵庫があり、ひとつのシーンを撮影し終わる毎にビールをかなり飲んでいたと言われています。大量のお酒を飲んでは吐きを繰り返していたようで、肝臓をはじめとした臓器に相当な負担がかかっていたことでしょう。長年のアルコール依存症が祟り、1984年には石原裕次郎さんは肝臓がんに犯され、1987年7月17日に肝細胞癌のために享年52歳で死去しています。

 

・美空ひばりさん

数々の名曲を世に送り出してきた歌謡歌手ですが、アルコール依存性だったことから晩年はお酒に苦しめられることになり無念の内に生涯を閉じることになりましたが、死の直前まで歌い続けたまさに”不死鳥”のような存在でした。美空ひばりさんは昭和の激動の時代にまさに波乱万丈の人生を送っており、歌手として苦難の時代を生きていた頃に身内の不祥事や相次ぐ死、山口組との関係がマスコミに取り上げられるなど心労を重ねたことで酒に溺れていったと言われています。美空ひばりさんがアルコール依存症に陥った理由は、歌手として評価を得始めた1980年代から最愛の母・喜美枝さんをはじめとした多くの大切の人を失った悲しみを誤魔化すためでした。美空ひばりさんは絶望の内に元々好きだったお酒とタバコの量が増えて体を蝕んでいったそうです。

お酒の飲み方は異常で、一日にブランデー1本半の他焼酎など大量にお酒を飲み、「美空ひばりには神様がついているけど、加藤和枝(本名)にはいない」と毎朝4時頃まで浴びるように飲んで仕事に行っていたそうです。ひばりさんはアルコール依存症を克服することができずに飲み続け、1984年に福岡のコンサートの最中に体調不良で病院に運ばれ、重度の慢性肝炎と両側特発性大腿骨頭壊死症と診断されて闘病生活がスタートしました。マスコミでは慢性肝炎と発表されたものの、実は美空ひばりさんは肝硬変に進行しており、非常に治癒が困難な状態にあったそうです。

それでも歌うことを辞めなかった美空ひばりさんは1988年に最後のコンサートとなった「不死鳥/美空ひばり in TOKYO DOME 翔ぶ!! 新しき空に向かって」を開催し、立つことさえ厳しい体調の中、100メートルもある花道を歩き切って舞台袖に入ったところで倒れるように養子の加藤和也さんに抱き抱えられ病院に搬送されました。52歳の若さで間質性肺炎による呼吸困難により死去しました。

 

・春一番さん

春一番さんは無類の酒好きであり2014年7月3日に47歳の若さでアルコール性肝硬変のため亡くなりましたが、前日までお酒を飲んでいたそうです。完全にアルコール依存症でした。

芸能界に酒豪は多いものの、春一番さんも指折りのひとりでありそのお酒の飲み方はビートたけしさんやダチョウ倶楽部の上島竜兵さんなども声を荒らげて止めることもあるほど大酒飲みだったようです。春一番さんは若い頃は一日1リットルのバーボンを飲んでいたそうで、ビートたけしさんの番組『お笑いウルトラクイズ』に出演していましたが、春一番さんのあまりの多量飲酒にビートたけしさんが心配してお酒をやめるように伝え、「酒をやめれば俺の番組で一生使ってやる」と破格の条件も出していたそうです。他にも師匠の片岡鶴太郎さんやダチョウ俱楽部の上島竜兵さんらも心配して、わざわざ春一番さんの自宅に電話をかけて今日は飲んでいないかどうかを確認することもあったそうです。

春一番さんがアルコール依存症で痩せ細ってきた頃に、ビートたけしさんが心配して炊飯器を贈ったそうですが、春一番さんはそれでご飯を食べるのではなく熱燗やホットウィスキーを作るなど筋金入りのアルコール依存症だったようです。2014年7月3日午前7時頃に一緒に寝ていた嫁の春花綾さんが隣で白く冷たくなっている春一番さんに気づき、110番通報して駆けつけた救急隊員に蘇生を施されたものの虚しくそのまま臨終となってしまいました。

 

まだまだ、多くの有名人の方が「お酒によって身体を蝕まれ、病と闘い亡くなられた方は多く存在します。」

そんな中で”昭和の時代には、男は酒が飲めてなんぼ”という風潮があり私自身も新入社員の時の「忘年会」には、”男は酒が飲めてなんぼ”という言葉を身を持って体感しました。

 

そして、それから10年も経たない内に「自分が、アルコール依存症に陥る」とは思ってもいませんでした。 先程の、尾崎豊さんが言っていた。「嘘とアルコールは似ている。どちらも使いすぎると帰り道がわからなくなる。」って言葉が凄く身に沁みます。

海外だと、わりとカミングアウトするケースが目立ちますが、日本は、まだまだ「世間体を気にする風潮や、病に対して”寛大で無い”部分がありますからね。」

私ならもう、その辺は、自分が苦しむだけなのでカミングアウトする事を勧めます。

 

そして、アルコール依存症に陥るまでには、何等かの精神疾患を持っている方が多い事も気付いた方も見えるかも知れません。

鬱病、境界性人格障害、あがり症、双極性障害、ストレス、ライフイベントが根っこにあることも伺えます、春一番さんは、私なりの考えですが「ただの、お酒好きが・・・」ではないと考えます。

有名人といえどもに人間です。 そして、それらの職種は「常に、新しいモノに変化したり、周りに合わせて行く事が求められる世界だと思います」それは、我々、一般人とて規模こそ大きい、小さいがありますが同じです。 有名人でも、芸能人は「美空ひばりの言葉」で伺知る事が出来ます。

「美空ひばりには神様がついているけど、加藤和枝(本名)にはいない」です。

加藤和江さんは、常に「美空ひばり」でなくてはならなかったのです。

街で、「加藤和江さんを見かけても”美空ひばり”と呼ばれ ”美空ひばり” を演じていなければならない」状況が「美空ひばりには神様がついているけど、加藤和枝(本名)にはいない」と言う言葉に紐付くのです。

美空ひばりを幼少の頃から「演じていなければならない状況にしてしまったのです」

 

人間が生きて行く以上、皆「葛藤を抱えています」耐えきれなくなる前に、身体を壊す前に、精神を病む前に、当カウンセリングルームをご利用ください。

 

   心を和らげる相談室 HAERT    代表  杉野 茂広 

 

 

 

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