2020年05月30日
こんにちは。 「心を和らげる相談室 HEART」 代表 杉野です。
コロナのお陰で、皆様、不自由な生活を強いられている人、また、会社にも行けず収入面で苦慮している人、その他、いろんな面で困難な状況にある人。 全ての人に頑張って下さい! と、発信します。
今回は、アルコール依存症予備軍の増加と、「どの様な、性格の人がアルコール依存症に陥りやすいのか?」を書いてみたいと思っています。
年々、増加傾向にある「アルコール依存症、そして、その予備軍」、恐らく多くのアルコール依存症者は、その病気を自身、家族が疑った時に真っ先に思いつくのが「精神科、クリニック」でしょう。
それは、それで「正解」です、しかし、その中で100人中、何人の人がアルコールを断てる事が出来た、また、出来るでしょう?
入院施設のある病院であれば、入院させてもらえるでしょう。
しかし、医療制度の改正などで、一度は入院させてもらえても、退院後、わずかな期間しか経過していなく「スリップ」(再飲酒の事)してしまうと次は入院を断られるケースもあります。 これは、行政がその様なシステムに変えてしまい、同病気では「病院側が、儲からないシステムになってしまったからです」 病院が、儲かる、儲からないと言う考えを持ち出したら御仕舞いです。
それに、ほとんどの病院で「アルコール依存症の治療は1クールが3か月」と大体、決められています。
3か月もすれば、離脱症状からも抜け出せて、肝機能も数値は一般人の平均値までは下がらないとしても入院時と比較すると、格段に下がっているでしょう。
アルコール依存症の厄介なぶ部分はココに隠れて隠れているのです!
多くの方は、何度も何度も入退院を繰り返します。
どうしてでしょう?
折角、病院に入院して「アルコールを断てたのに、また、お酒を飲み始めます」
どうしてでしょう?
病院は、イイですよ。 入院患者が居た方が儲かるのですから・・・。
家族や、本人にしてみれば「折角、止められたのに・・・」と悔やみ、家族からしてみれば「何で、また飲むの?!」と罵られ、何で・・・と考えるのが正当でしょう。
でも、本人は飲みたくて飲んだのではないのですよ。
本人さんには、「飲まなければ、やってられない程の何かがあったのです!」
それは、病院が、規則正しい生活の場であり、看護師さん、Dr が、目を光らせている訳ですから、治療中の本人は飲みたくても、飲めない監視下に置かれているから「止めたのではなく」、正しくは「飲めないのです」。
「飲みたい」欲求をよ抑圧している状態が入院中です。
だから、肝機能も良くなる、手の震えも無くなり、顔の色艶もいい。
要するに、病院は「身体を元に戻す場であって、何も解決するような(一生、断酒出来るような)手段はしてくれません」、入院中は、抗酒剤でお酒を飲めない身体にされていますので飲めないのです。
精神を安定させる薬と抗酒剤を飲まされて「強制的に、お酒の飲めない身体、状況下にしているので、身心共に良くなった気がするだけです」・・・そして、退院。
(余談ですが、「抗酒剤を飲んだ後に、酒を飲んだらどうなるのか?」と言う馬鹿な実験もしました。
薬は「シアナマイド」、飲んだお酒は「缶チューハイ レモン」
別に、なんてことない! と、一本飲み干す頃には、体中か真っ赤、心臓バクバク、目の前は、真っ白になって動けない状態になりました。 試しに、2回ほど経験しましたが、結果は同じでした。
そして、「保護室へ直行」(通称:別荘)
皆さんは、危険なので真似しないでくださいね。)
ところが、退院後は自由な生活が待っている、一方、多くのストレスも待ち受けています。
・精神病院に入院していた事実(世間への負い目)
・日々のストレス
・社会人の方なら、会社でのストレスやプレッシャー、同僚からの「飲み会の誘い」を断る勇気
・仮に、リハビリ出勤を始めても「今までと同様な仕事を与えられる訳でもない事実」に「ヤル気を削がれます」= ストレス(大企業に多いです)
などなど、全てに耐えなければならないのです。
これは、家族や友人、上司、先輩、後輩などに相談しても「絶対に誰にも解かってもらえないのが事実です」
上記に書き込んだ「さまざまな、ストレス・プレッシャー」をどの様に上手く受け止め、スルー出来るものはスルーしていくか? が、問われます。
この受け止め方や、スルーさせる方法こそ「病院で教えるべきだと思っています」と、偉そうに書き込んでますが、
これは、私が身を持って体験した事です。
本当に、心を折られる事象が多いです。
だからって、再飲酒は「ダメな事なのですが、飲んでしまう自分の弱さと、酔っている時の感覚を脳が覚えているので、易々と再飲酒に落ちてしまいます。」
「止めた!」と、言う言葉が口から出たらアウトです。
そんな、事もあり、私自身も幾度となく入退院の繰り返しでした。
では、どんな、性格の人が陥りやすい病気なのでしょうか?
・本来の自分の性格ではない「役柄的な自分を持っている」(周りからキャラクターを作られて、合わせている感じ)
・何かにつけて、「こうでなければならない」と頑固な部分がある
・周囲の期待に応えようと頑張り過ぎる
・真面目でマメな性格
・一つの事に集中してしまう事が多い。(熱中しやすい)
・酔っていなければ、凄く常識人
上記の性格、性分の方が多く見受けられます。
私の場合は、ヤンチャ坊主でしたけどね。
私は「ある方法で、アルコールを断つ事が出来ました」もう、21年間継続中です。
何より、伝えたい事は「退院してからが、真剣勝負って事です」
そして、病院は「薬で抑え込んでいるだけで何も根本解決にはならない」と言う事実です。
これは、「アルコール依存症」に限らず、メンタルの弱い人には有効な事です。
他の症状の方も、承ります。
退院した方、また、自分や家族がが予備軍では? と、心配される方は是非、当カウンセリングルームをご利用下さい。
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心を和らげる相談室 HEART 代表 杉野 茂広
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