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アルコール依存症者であった時の私の酒量

2020年02月20日

 

今回は、あまり言いたくもないのですが、皆様に「アルコール依存症」と言う病気は一体どれ位一日にお酒を飲むのか。

 

と、言う事を知ってほしくてブログを書いております。

 

これは、私のパターンですので「飲み方」「お酒の種類」等には個人差が御座います。

 

私の場合、一番よく飲んだ時期は、やはりアルコール依存症の罹患を認められた時、以降から更に酒量は増えました。

 

一日のアルコール摂取量は、ビール500ml、缶チューハイ500mlを各1ケースを飲んでいました。

ですから、ビールは500ml✖24 缶チューハイも500ml✖24 が大まかな目安です、この量で満足する日もあれば、足りないと思い、また買いに行く(飲酒運転はお構いなし)車のトランクには補充として数ケースのビール、缶チューハイが載せてありました。

 

ここで、不思議だな? と、思われる方もいらっしゃると思われます。

どうして、「ビールと缶チューハイなのか?」それ以外は飲まないのか?と思われる方々も居るでしょう。

私も不思議なのです。

アルコール飲料もいろんな種類もあるのに「どうして、ビールと缶チューハイ」しか選ばないのか?

本来、アルコール依存症の方々は、アルコール飲料(最悪、”みりん”を飲む方もおられます)であれば何でもいいのでしょうが「私は、この2種類がメイン」でした。

もっと言うならば「銘柄」までも決まっていてそれ以外のものは一切飲んでおりません。

そんな銘柄を固定した、言わば「贅沢なアルコール依存症者」でした。

 

では、一日の飲み方から行きます。(会社は休んでいる事とします自宅療養中という瞑目で)

必ずと言っても過言ではありません、先ず前日は酒で酔いつぶれて寝てしまいます。

それから、数時間後には「パッチリ」目が覚めるのです、そして、ビールなり、缶チューハイを一本空ける。

そうするともう一度眠れる。

その回数が、重度になるにつれて頻度が増していきました。(確実に睡眠障害に陥っている証拠であり、アルコールが切れだすと中途覚醒してしまう)

朝になって起きる「朝飯代わりに、2~3本飲み干す」

酔いが醒めたら、また飲む

口寂しくなったら、また飲む

後は、たわいもない事で飲む←これって「どういう事?」と思われるかと思いますが、どう説明したらいいでしょうか・・・。

ん~、例えば、風呂から上がって来たら「飲む」

何処かから帰って来たら「飲む」

兎に角、何かする毎に一段落つける意味で「飲む」

気分がイイと「飲む」

気分が悪くでも”ヤケ酒”とか言って「飲む」

夜になったら当然「晩酌」と言う名目で「飲む」そして「酔いつぶれて寝てしまう」

 

この様な生活を5~6年間、続けてきました。(専門施設に入所した事も一度や二度ではありません)

朝食~夕食など食べた覚えがほとんどありません。

食べたところで、「嘔吐してしまう」事が毎度のパターンで本当に一日中「お酒を飲んでおりました」

 

私は「お酒で動いているのか?」と思えた程です。

 

そんな、状態が6年ほど続き徐々に「自分自身の身の危険を感じる出来事がありました」

 

意識を失くし倒れる事が急激に増えたのです。

「アルコール性のてんかん」を発症する様になったのです。

私自身には「何が起こったのか分からないまま、気が付くと横断歩道に倒れていたり、ライブハウスで倒れていたり」

「何で、俺、こんな所で寝てんの?」と思いましたが「知らない間にアルコール性のてんかん」を起こす様になっていました。

そこで、気を引き締めて「もう一度、断酒に挑戦するも、人生、そんなに甘くはありませんでした」

退院し、入院前の生活に戻るのに一日とかかりませんでした。

 

それほど、「依存症」になると抜け出すことが事が難しい病気なのです。

今日は、私の恥ずかしい部分と、私の酒量について書かせて頂きました。

これを、ご覧になられている方におかれましては、思い当たる節もあろうかと思います。

 

どうか、私と同じ道を歩まないでください。

一歩踏み出して、私を頼ってください。

 

 

 

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心を和らげる相談室 HEART  代表  杉野

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