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事例) Iさんの場合  御自身の二面性が不安になり相談

2020年02月09日

Iさんは、私の元同僚でもあり後輩になります。

そんな、後輩が頼ってくれるのは本当に有難いことです。

Iさんは郵便外務員時代に指導した私の自慢の後輩でもあります。

 

Iさんは、支社への転勤を希望しておりました。

しかし、郵便外務では「支社への移動は、まず考えられない」

 

その事を踏まえ、三重県内でも有名な「支社へ繋がりの持ちやすい局へ営業担当に職種を変えて転勤しました」

外務員から営業職への転属は、さぞかし苦労した事と思われます。

Iさんの話を聴けば聴くほど「苦労してきたな、よく頑張っている」と称賛するしかありませんでした。

 

営業職に変わり、

その一年目は「全く顧客が付かず、実績は殆ど上がらなかった。」と仰っていました。

しかし、二年目になると、指名で、顧客が付きだしました。(嬉しい事です。)

お客様の方から、名指しで仕事の依頼を受けるのですからこんな有難い事はありません。

 

でも、Iさんは「この現象に、不満を抱いておりました」

 

Iさんは、どうして、一年目には「どれだけ頑張っても顧客は付かず」

何も行動していないのに、二年目から「指名」で顧客が殺到するのか?

 

私は、一年目に「どれだけお客様の所に足を運んだか? そして、そこでどれだけお客様の信頼を得たか?」によるだろう。

最初の一年目に、お客様とどれだけコミュニケーションがとれ、信頼を得たのか。で二年目の業績が変わってくるのではないか?

一年前を考えずに「今」を考えたらどうですか? と言う問いには、

「一年前は本当に自分でも頑張ったが、今年は殆ど何もしていない!」と言い張るばかりでした。

 

「一年前に、まいた種が刈り取る時期が来たと考えればどうでしょう?」の言葉には、反応を示してくれましたね。

どこかしら、仕事に追われ「当時は、考える枠が小さくなっていたんでしょうね」・・・・

あのね、緊急事態になってからでは遅いから、

「自分の中で、処理できないモヤモヤや、悩み事があったら、なるべく早く相談においでよ」と、言った途端。

 

実はもう一つ、悩んでいる事がありまして・・・

 

(どうやら、私の所に来た主訴は、こちらだった様です)

 

何、どうしたの?

 

実は、何日か前に課長から「お前は、この仕事に向いていない! 外務員に戻るべきだ!」と皆の前で叱責されたようです。

その時の感情は、「悔しくて、情けくて、泣けたきた」との事でした。

恐らく、本人は支社を目指している訳ですから「相当、悔しくって情けない絶望感を受けたと思われます」

そして、数後日には彼の奥さんにも同様な事を言われたらしいのです。

「あなた、この仕事向いてないんじゃないの? 外務員に戻ったら?」と言い方さえ違いますが内容的には「ほぼ同じ意味の言葉」を言われたらしのです。

 

こんな、偶然あるのか?と私自身も思いましたが・・・・私はIさんと離れて数年が経過しています。

しかし、課長も、奥さんも「彼(Iさん)を、毎日見ているのです」

ですから、Iさんの仕事ぶりは、私の想像の置けない部分になっております。

 

そんな事なので「私は、外務員時代のIさんしか知らない訳です」

 

一つ言えるのは、Iさんに関係する二人がほぼ同時期に同じ発言をしている事です。

 

余りにもタイミングが良すぎます。

会社、家庭(彼の奥さんは団地内でも恐妻で有名です)で同じ事を言われてしまえば、誰だって「俺って・・・・?」って自分自身に自信が無くなって当然です。

 

どうやら、奥さんの発言は「車中での出来事だったらしく、それからクルマの運転も荒くなり最終的にはクルマをぶつけてしまったようです」

 

(それから、二日後に仕事が早く終わったので私の所に寄ったらしいです)

 

Iさんは、課長と、奥さんに同じ事を言われたが、課長の時は泣いてしまい、奥さんの時は、怒りに任せて運転し事故った。

 

どうして、「同じ事を言われて、泣いたり、怒ったり」と違う感情が出るのか?

自分は、異常なのではないか?・・・・・と、思い相談にきたのが主訴でした。

 

一人は会社の上司、一人は自分の妻。

例え「一語一句、同じ事を言われても、湧き上がる感情は違って当然」そして、それが自然な感情じゃないかな。と説明。

誰にだって、二面、三面性はある。

それが、多重人格か?と問われれば、それは違う。 Iさんは相手を判断して感情を変えているから問題ないでしょう。

(説明詳細については触れません)

 

感情が逆転していれば、またこちらとしても考えなければなりません。

だって、上司に怒って、嫁さんの前では泣くって事態になれば、それこそ「ん?」となってしまいます。

 

確かに、同時期に同じ事を言われれば「誰だって、考えずにはいられないでしょう」

 

Iさんのその後は、ようやく自分の希望が叶い今では「支社」へ転属されており元気に働いておられます。

 

頑張れよ~、我が後輩。

 

心を和らげる相談室 HAERT

 

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