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教場Ⅰ・Ⅱは視聴者の年代によって見方が変わる事を痛感 !!

パート1をことごとく見逃した私にとっては、大変有り難い再放送であった。

そんな訳で、録画しておきパート1・2を通しで見る事が出来た。

 

さて、「教場」を観て

 

私自身、ドラマではありながらも「内容や意味するところ」は違和感なく

すんなり呑み込み腹の中に落とすことが出来た方である。

 

しかし、世代によっては「あんなの有り得ない」・「観ていて重い」と感じた方々も少なからず存在しているのも

事実であった。

その「重い」と感じ取った世代は30代後半以降に多く見受けられる。

では、どの様に「重い」のか?・・・と尋ねてみた。

 

「今時、あんな軍隊みたいな事をしている筈はない」

「教官が嫌がらせ行為に執着している」

「あんなに毎日、キビキビ動いていられない」

極論は「あんな所なら、直ぐに辞める」と言ったものであった。

 

ジェネレーションギャップかな?とも思いましたが、

元々、「思いとして根底に持っているものが違うのだ」と気付きました。

 

私は、今月で53歳になりました。

 

社会に出てから暫くは「バブル全盛期」でした。

就職もあっさり決まりましたが、入社式を終え導入教育が終わると各部署への

「配属式」と言うものがありました。

「○○、××課 ##班へ配属」と辞令を受け、そこで初めて自分の働く現場が分かるのです。

次々と辞令発表がされる中、私の番が来ました。

 

「杉野、本社人材開発部 人材開発課 本社工場所属」との辞令でした。

私は、本社ぁ? 人材開発部ぅ? サッパリ理解出来ませんでした。

 

また別の者は

「○○、本社人材開発部 人材開発課 小向工場所属」と、

特定された者のみ8名が本来希望を望んでいた「仕事」よりも「訓練生」として

関東に散らばっている「自社の技能訓練校」へ一年間の教育、訓練を命ぜられました。

 

「技能訓練校」と言っても訓練場所により様々で、教育内容も全く異なります。

私の配属先は、「本社工場の中にあるらしく」、全てに置いて「一番」でなければいけない。

 

と、噂されておりました。実際何かにつけて「優勝」と煽ってきましたね。

 

就職して給料貰って、車買って、遊ぶぞー!と、思っていた私には受け入れ難い「配属先」でした。

 

行く先は、関東。

 

地元は三重県。

そうそう、帰っても来られません。

 

そして、配属先の技能訓練校に入校しました。

 

ここで、一般の電気会社でありながら「教場」と全く同じ場面は幾つも出てきます。

丸一日、「右向け右、回れ右、敬礼、報告、番号、整列、休め、楽に休め」など叩き込まれました。

翌日の朝礼からは、実践です。

歩調号令・社歌唱和をしながら、工場敷地内のど真ん中の広場でランニング・行進、行うのです。

敬礼、点呼、報告などで間違ったり、異なる動きをすれば「連帯責任で腕立て」などありました。

 

正直に言って、恥ずかしくて仕方なかったです。

しかし、やらなくてはならない状況に追い込まれるのです。

それが自然と身についていくものなのです。

初日と最終日では、全く別人(社内だけw)だったでしょうね。

 

大きな粗相をすると、事業所報告や、辞めさせられます。

また、辞めるようにも仕向けてきます。

実際に、辞めた者も数人居ます。

 

「教場」と同じ部分は沢山ありました。

 

一般企業の訓練校で私の体験したレベルであれば、この程度の集団行動、報告義務が出来れば良いと思います。

しかし、

自己防衛に努め、市民を守る警察官になるには、

TVで放送されている以上に肉体的にも、精神的にも、

私達の、想像以上だと思います。

 

今、こうして居る時も「教場」で訓練されている方も見えるでしょう。

 

ここまでは私が実体験してきたからこそ「すんなり、腹に落とし込めたドラマ」なのか?

(実際には自衛隊研修、座禅研修、行軍など様々な嫌な行事が沢山ありました)

とも、思いますが。

 

前途した、

「今時、あんな軍隊みたいな事をしている筈はない」

「教官が嫌がらせ行為に執着している」

「あんなに毎日、キビキビ動いていられない」

極論は「あんな所なら、直ぐに辞める」と言ったものであった。

 

私は、体力的にはNGでしょうが、気力では付いていける気がします。

 

でも、今の若い人からしてみれば「未経験から来る怖さ」があるのかな?

何故か皆、逃げ腰で「楽して、仕事を早く一人前にやりたい」と思っているのでしょうか?

 

「教場」を観て

「ドラマ」

「演出」

「自分には関係ない」と思われた方、

嫌な言い方になってしまいますが、

何処かで自分を見失ったり、他人の気持ちが分からない人間にはならないでくださいね。

 

兎に角、思いついたことを書き込んだだけですので、

読み流すなり、考えるなりは

「あなた次第です」

 

2021年  今年も宜しくお願いします。

 

              心を和らげる相談室   代表   杉野 茂広     

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